福岡で不動産売買をするときに知っておくと便利！福岡特有の不動産事情

福岡の不動産事情について詳しくなるために知っておくべきなのは、県内各所にある不動産の地価です。
県では定期的に地価の調査を行い、基準値の地価の推移を公表しています。こうしたデータを活用することにより、どの地域で土地が値上がりしているか、正確に把握することができます。

福岡市内でも特に地価が高い地域が多いことで知られているのが博多区ですが、博多区の中でも博多駅周辺の地価は県内でもトップクラスの地価の高さで知られています。2020年7月時点の調査によると、博多駅東1丁目には1平方メートルあたり520万円の地価が付けられている土地があることがわかりました。
同じ場所の前年の地価は467万円であったため、たった1年間の間に50万円以上値上がりしたことになります。

博多区は前述の地域以外にも1平方メートルあたりの地価が100万円を超えている地域が多く、冷泉町も地価が高い場所が多いことで知られている地域です。

2020年の調査では、町内に212万円の地価がつけられた土地があることがわかり、この場所の前年の地価は187万円であったことから、1年で25万円も増加したことがわかります。博多区内では中洲も地価が特に高い地域として知られていて、2020年における中洲区のある土地の地価は195万円でした。
この土地の地価は前年も195万円であったことから、同じ博多区内の地価が高い場所でも、土地によって値動きに違いがあることが伺えます。

福岡市内でも、博多区と並んで非常に地価が高い地域として知られているのが中央区です。
中央区にも1平方メートルあたりの地価が100万円を超える地域が複数ありますが、その中でも地価が非常に高いことで知られているのが天神です。2020年の調査では1丁目に地価850万円の土地があることがわかり、この場所の前年の地価は770万円であったことから、1年で80万円も値上がりしたことになります。

2丁目にも地価650万円の場所があり、この土地の前年の地価は600万円でした。天神4丁目は前述の地区よりも地価が下がりますが、それでも340万円の地価がつけられた場所もあり、福岡市内でも非常に地価が高い地域の一つです。
この地域も前年より地価が大きく上昇しています。

福岡市のその他の区では地価が100万円を超えるような地域は少ないですが、2020年の調査では前年よりも地価が高くなっている地域が多いのが特徴です。

福岡市で全般的に土地の価格が上昇している原因として考えられているのが、人口の増加です。2010年9月に1,463,293人であった福岡市の推計人口は、2020年9月には1,603,043人にまで増加していて、たった10年の間に14万人以上増加していることがわかります。

日本の地方都市の中には人口が大幅に減少している地域も少なくないことを考えれば、福岡市の人口が増加し続けていることは非常に珍しいことです。世帯数も増加していて、2010年9月に707,087世帯であった福岡市の推計世帯数は、2020年9月には832,635世帯まで増加しました。

このことから出産などの自然増だけでなく、他地域から福岡に引っ越してきた人が多いことも推測され、こうしたことも地価の高騰の原因になっていると考えられています。

福岡にはこれまでご紹介したような他地域には見られない特殊な不動産事情が存在することから、不動産の売買をする場合にはこうした事情に精通している地元に根付いた不動産会社に相談するのが最適な方法です。

地元の情報に詳しい不動産会社としておすすめできるのが不動産買取ドットコムで、全国各地に加盟店が存在することからそれぞれの地域の実情に沿った適正価格で査定をしてもらえるのが大きなメリットです。

福岡は、全国でも有数の地価が上昇している地域として話題になっています。
市内には地価100万円を超える地域も複数あり、地価500万円以上の地域も存在します。不動産を売却するにも最適な時期と言えますが、売却を真剣に検討している方は地元の事情に詳しい不動産会社に一度相談してみると良いでしょう。

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